映画【最後の乗客】撮影延期のお知らせ

2020年3月27日、「最後の乗客」製作委員会は、新型コロナウィルスの猛威が世界中で危機的状況を招いていることを鑑み、この春に予定していた撮影をはじめとする、製作の計画などを延期することを決定いたしました。

このプロジェクトは、震災から10年目の2021年公開予定の【最後の乗客】の製作と上映活動を通して、震災の追憶や学びを風化させることなく復興から次世代の育成と地域産業の発展への支援を行っていきたいという、被災地に思いを寄せてはじめたプロジェクトです。

実際に苦しんでいる方も世界に多い中、そのようなテーマで作っている映画の制作を強行するべきなのか?…を悩み、ギリギリの調整をしてまいりました。

撮影現場は大勢の人が集まり関わります。

撮影現場がオーバーシュートの原因になる可能性もあります。

キャストとスタッフ、ご協力いただける皆様の安全と支援者の皆様のご厚意に配慮し、この春の撮影は延期という苦渋の選択をすることになりました。

2021年3月の映画完成を目標としながらも、改めて撮影計画などを見直し関係各所との確認調整を進めて参ります。

たくさんの方々から反響とご支援をいただきゴールも間近であった撮影の延期をお知らせするのは非常に心苦しいですが、今回このような結論を下すことになりました。

新たな計画が決まりしだい、あらためて 皆様にはアナウンスさせていただきますので、どうかご理解と引き続きのご支援を賜りたくお願い申し上げます。

※本件に関するお問合せはメールにて承ります。 lastpassenger.pr@gmail.com

【堀江監督のコメント】

この度、世界中でコロナウィルスが猛威を振るい、多くの方が苦しまれています。
東京でも感染者のオーバーシュートが懸念される中、断腸の想いではありますが、3月末からの撮影を延期することに致しました。

5年前にこの脚本の構想を練り始めてから、この撮影のためにたくさんの困難を乗り越え、いよいよ来週撮影という直前の決断となり、大変残念ですが、撮影に関わってくださるキャストの皆様を始めスタッフの皆様の安全を第一に考えると延期せざるを得ないという結論に至りました。

このプロジェクトの完成を楽しみにしていただき、1日でも早くこの映画を見たいと期待されている皆様には本当に申し訳ございませんが、来年の3月11日公開という目標は変わりません。

このコロナウィルス問題が落ち着き次第、再度撮影の調整をはじめる予定です。
この映画を1日でも早く見たいという想いは、皆さんと一緒です!コロナウィルスなんかに負けるわけにはいきません。

決して容易い道ではございませんが、さらに良いものを作るべき再度撮影に向け準備を行っていきますので、引き続きご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

堀江 貴